(2023年3月2日発行)

関東では昨日春一番が吹きました。日中は日差しも空気も温かさが感じられ、春が一段と進んでいるのを感じます。一方、今年はスギ花粉に悩まされる方が例年より多いですね。早く飛散が収まり、楽しい桜の季節を迎えたいものです。

◆公開無料オンラインセミナーのお知らせ(予告)◆

本日は、今年度最後の無料オンラインセミナーについてお知らせします。

今回は、国内金融機関の投融資基準に関する格付けサイト「Fair Finance GuideJapan」を運営している団体のひとつ、特定非営利活動法人APLAから野川未央氏をお招きし、国内金融機関の投融資の現状とその意味について、身近な「食」を切り口にお話しいただきます。

<講座概要>

日時:2023年3月26日(日)10:00~12:00

※Zoomを使ってのオンライン講座です

定員:50名(先着順)

講師:野川未央氏(特定非営利活動法人APLA事務局長)

参加費:無料

私たちが預金として銀行に託しているお金は、銀行を通して様々な企業に投融資されています。普段から取引銀行の投融資先まで意識する方はあまりいないと思いますが、銀行の投融資方針によっては、私たちのお金が間接的に望まぬ企業に流れている可能性があるのです。

APLAは、フィリピンのバランゴンバナナ、東ティモールのコーヒー、インドネシアのエコシュリンプ等、日本を含むアジア各地で「農を軸とした」地域の自立を進める活動を行っています。その活動や調査を通して見えてきたことの中には、日本の銀行が環境破壊を起こした企業や人権問題を抱えている企業に投融資している事実があります。

また近年、日本の大機関投資家である「年金積立管理運用独立行政法人(GPIF)」の投融資先に、アマゾンの環境破壊に大きな影響を与える企業が含まれているとのレポートも出されました。私たちが将来受け取る年金の運用先として、それをどう考えればよいのか。まずは知ることから始めたいですね。

持続可能な社会を実現するために、社会的問題を抱える企業にお金を回さないことも一つのアクションです。セミナーを通して、より良い社会を作るために、一消費者である私たちにできることは何か、一緒に学び、考えてみましょう。

お申し込みは次回メルマガでご案内します。どうぞお楽しみに! (青山)