(2024年5 月18日発行)
晴天が続いています。庭木も日毎に大きくなっていくのがわかりますね。草木には成長の大きな糧ですが、一方で気温の上昇に身体が慣れず、体調管理も難しいのが今の時期です。水分をしっかり摂って、熱中症にお気を付けください。
◆子育て世帯等が利用可能な住宅取得支援策
政府の少子化対策については、これまで児童手当の拡充や高等教育費の支援拡大等についてお伝えしてきましたが、子育て世帯に対する住宅支援策も幅広く用意されています。今日は子育て世帯が使える支援策のうち、「子育てエコホーム支援事業」について確認しましょう。
◆子育てエコホーム支援事業
物価高騰が続き、個人消費が落ち込んでいます。また政府による電気・ガス料金の激変緩和措置(値引き)もこの5月で終了し、さらなる家計への影響が心配です。このような状況のもと、子育て世帯や年齢の若い夫婦世帯(若者夫婦世帯)に対して、省エネ住宅の購入や既存住宅の省エネ改修を支援する目的で始まったのが「子育てエコホーム支援事業」です。
この事業を利用できるのは、18歳未満の子どものいる世帯(子育て世帯)か、夫婦いずれかが39歳以下の世帯(若者夫婦世帯)です。補助の対象となるのは、高い省エネ性能を備えた住宅の新築か、一定の(省エネや環境改善のための)リフォームで、事業者が申請します。
省エネ機能を備えた住宅の新築の場合、対象となるのは、長期優良住宅やZEH(ゼッチと読みます)水準住宅です。該当すると、最大100万円の補助が受けられます(但し市街化調整区域など所定の地域に立地する住宅は減額)。
住宅のリフォームの場合は、リフォームの内容により補助金額が変わりますが、上限は30万円です(長期優良リフォーム等の場合は上乗せがあります)。リフォームに関しては、子育て世帯、若者夫婦世帯以外のその他の世帯も補助が受けられます(上限20万円)。
この事業は令和5年度の補正予算成立を受け、4月から申請受付が始まっています。予算の上限に達すると終了となります。
このほかに、子育て世帯・若者夫婦世帯の住宅取得に関しては、住宅ローン控除額の優遇(令和6年に入居の場合、控除額の上限は令和4・5年の水準を維持。また住宅の省エネ性能に応じて控除額を上乗せ)や、フラット35の金利優遇(一定期間、最大で1%)などの施策も行われています。興味のある方は、そちらも確認してみてください。(青山)
<関連サイト>
国土交通省「子育てエコホーム支援事業」公式サイト→
https://kosodate-ecohome.mlit.go.jp/
住宅金融支援機構「フラット35 子育てプラス」→