(2024年11月21日発行)
各地から雪だよりが入ってくるようになりました。首都圏では先日大きく気温が下がり、慌ててコートを出された方も多いのではないでしょうか。周囲では風邪をひいている方も増えています。これから冬本番です。どうぞご自愛ください。
◆1月メルマガ会員向けリアルセミナーのお知らせ(予告)
来年1月に、メルマガ会員向けセミナーを行います。今回は、久しぶりにリアルで行います。今回のテーマは「エンディングノートの書き方」です。「いざという時のためにエンディングノートを残しましょう」とよく言われますが、ノートは買ったものの手つかず。一向に作成の手が進まないという話もよく聞きます。講座ではエンディングノートを書くにあたって押さえておきたいポイントなどをお伝えします。リアル講座では直接ご質問できますので、ちょっとした疑問も解消することができますよ。
<講座概要>(予定)
日時:2025年1月10日(金)14時~
会場:東京都消費生活総合センター 学習室C
(新宿区神楽河岸1-1 セントラルプラザ17階 JR飯田橋駅徒歩2分)
内容:(仮)「エンディングノートの書き方」
講師:FPの会 講師
講座詳細とお申込みのご案内は次回メルマガで行います。お楽しみにお待ちください。
◆「103万円の壁」と言うけれど…
このところ毎日、「103万円の壁」について報道されています。政府の経済対策にも壁の引上げを明記することが決まったようです。
ご存じの方も多いと思いますが、「103万円の壁」は、所得税がかかるかかからないかの分かれ目になっている税金の壁です。パートで働いている給与所得者の方は、所得税の計算の際、給与所得控除55万円+基礎控除48万円の計103万円を給与収入から引くことが出来ます。つまり、給与収入が103万円以下であれば課税所得はゼロとなり、所得税はかからないが、103万円の壁を超えると、所得税がかかりますよ、というわけです(とは言っても税額は103万円を超えた金額×5%です)。
「年収の壁」は、壁を越えると税金や社会保険料負担が発生するため手取り収入が減ってしまう境目です。今回俎上に上がっているのは税金の壁ですが、家計への影響を考えると、社会保険料の負担が発生する「106万円の壁」「130万円の壁」も重要でしょう。また世帯収入で考えると、アルバイト学生のいる給与所得者の扶養手当がどうなるかも気になるところです。
生活者の為を考えての政策であるならば、手取り収入の減少に関わる様々な要素を総合的に考えて論議して頂きたいと思います。これからの議論の行方を見届けましょう。(青山)