(2025年4月3 日発行)

4月に入ってから花冷えが続いていますね。桜も開花スピードがかなりゆっくりになっているようです。上野公園など、既に満開の地域もありますが、自宅近くの飛鳥山公園の桜は樹により差があり、まだ満開に至っていません。明日から首都圏も春の気候が戻る予報ですが、週末は各地でお花見が楽しめそうですね。

さて今号の執筆は、千葉のメンバーである鵜澤孝子が担当します。テーマは「老後資金」です。

◆年代別!老後資金のヒント

今回、老後資金を考えるヒントが1つでもお伝えできれば嬉しいです。

まず、年代を分けてお話しします。

◆50歳より若い方の老後資金の考え方

大きい資金計画としては、老後資金以外に教育資金・住宅資金がありますので、3つのバランスを考えるのが重要です。他の資金の終わりがおよそ計算できる時に、次の段階に入ります。今後受け取る公的年金額や退職金額の確認が必要です。iDeCoも積極的に利用する事を考えましょう。どの商品をどの位購入し、退職後に受け取る時期も含め全て自分で決めます。じっくりと自分のライフプランと向き合い、決定します。制度も変更になる可能性が大きいので、正確に把握して下さい。今後、退職所得の税制も変更が予想されていますので気をつけましょう。

◆50歳以上の方の老後資金の考え方

いよいよ退職年齢やその後の働き方なども見えてきている方は、我が家の生活を見直す良い時期です。現在の生活費がいくら掛かり、退職後の生活ではどの位必要かなども具体的に計算してみる事をお勧めします。その時『何歳までの分を作るか?』となりますね。

令和5年簡易生命表によると、90歳まで生存する者の割合は、男26.0%、女50.1%です。

◆暮らし方

持ち家の方の中には、公的年金だけで生活費を賄っている方もいますし、全然足りないという方もいます。貴方自身で自分の暮らしを考えてみましょう。

どこで?

誰と?

どんな風に?

暮らすのかを選択する事ができると思うと自由度が増して楽しめると思います。資金面では、NISAなどの利用も考えましょう。今後は、国債などもNISA口座で購入できる方向性のある事も知っておくと良いですね。 (鵜澤孝子)