◆ライフプランと家計管理

将来への漠然とした不安は、先が見えないことから生まれます。若い世代から中高年まで、「このままで大丈夫だろうか」と感じる背景には、人生のイベントにどれだけお金が必要なのか、具体的に把握できていないことが多くあります。そこで役立つのがライフプラン表の作成です。

◆ライフプラン表を作って必要なお金を見える化する

結婚、出産、住宅購入、子どもの進学、退職など、人生には大きなお金が動く場面がいくつもあります。家電の買い替えや車の購入、リフォームなども同様です。「いつ」「何に」「いくら」かかるのかを見える化することで、事前に備えることができます。まずは家族全員のライフイベントを年度ごとに書き出し、夢や希望も含めて未来の暮らしを描いてみましょう。

◆ライフプランを実現する家計管理のコツ

ライフプランを実現するには、収支と資産状況の把握が欠かせません。例えば、2年後に200万円の車を買うなら、毎月8.5万円の積立が必要です。難しければ購入時期を延ばす、中古車を検討するなど調整も可能です。また、老後が不安な50代の方は、現在の生活費から将来受け取る年金額を差し引き、不足分を定年までに準備するという方法があります。

家計管理の基本は「記録」と「予算」です。まず年間の手取り収入を確認し、1か月だけでも家計簿をつけてみましょう。費目は細かくしすぎず、食費や生活用品は「基本生活費」としてまとめるなど、続けやすい形にするのがコツです。家計簿をつけると、支出の傾向だけでなく家族の行動パターンも見えてきます。特に固定費は見直し効果が大きい部分です。

1か月続けられたら翌月の予算を立て、「収入-貯蓄=使えるお金」で管理する習慣をつけましょう。自動積立を利用すれば、無理なく貯蓄が進みます。慣れてきたら年間予算も作成し、急な支出に備える特別費も組み込むと安心です。

ライフプラン表は、未来を前向きに描くためのツールです。ライフプラン講座には仮想家族の人生をシミュレーションする「おとなのライフプランゲーム」があります。ぜひ体験してみてください。

 (寺田滋子)