(2025年6月20日発行)

梅雨の合間とはとても思えないほど厳しい暑さが続いています。熱中症で救急搬送された方の人数も日に日に増えています。くれぐれもご自愛ください。

さて、今号の執筆は愛知のメンバー、加藤昌子が担当します。

◆ふるさと納税をされた方、必見です!~住民税を確認しましょう〜

そろそろ皆さんのお手元に、令和7年度の「住民税納税通知書・決定通知書」が届いている頃ではないでしょうか?

今回は、昨年(令和6年)にふるさと納税をされた方へ、住民税の見方をご紹介します。

◆住民税通知書のチェックポイント

通知書を開くと、数字がずらりと並んでいてちょっと身構えてしまいますよね。市町村によって書き方や名称が少し違う場合もありますが、主な項目はだいたい共通しています。

・所得金額

・所得控除

・課税所得

・所得割額

・税額控除額等

・差引納付額

ふるさと納税を確認する時は「税額控除額等」という欄に注目です。

◆ふるさと納税の控除の仕組み

ふるさと納税の控除方法は、大きく2通りあります。

① ワンストップ特例制度を利用した場合→ 住民税だけから控除されます。

 控除額は「ふるさと納税額 - 2,000円」です。

② 確定申告をした場合→ 所得税と住民税の両方から控除されます。

 具体的な計算は次の通りです。

所得税分: (ふるさと納税額-2,000円) × 所得税率 × 1.021(復興特別所得税率)

住民税分: (ふるさと納税額-2,000円) - 所得税分

◆具体例で見てみましょう!

例えば、Aさん(名古屋市在住)が令和6年にふるさと納税を14,000円行い、所得税率は5%だったとします。Aさんは確定申告をしました。

•所得税対応分: (14,000-2,000) × 5% × 1.021 = 約613円

•住民税対応分: (14,000-2,000) - 613 = 11,387円

通知書には「税額控除額等」の欄に【市民税 9,110円】【県民税 2,278円】とあり、合計11,388円。ほぼ計算通りですね。きちんとふるさと納税が反映されています。

◆もし申告を忘れていたら?

「申告し忘れていた!」という方も大丈夫です。次の方法があります。

•確定申告をしていない方→「還付申告」(令和6年分は令和11年12月31日まで)

•確定申告をしたけれど反映漏れのある方→「更正の請求」(令和12年3月15日まで)

いずれも、詳しくはお近くの税務署等にご相談ください。

ふるさと納税は「どこに寄付しよう?」と考えるときが楽しいですが、申告や通知書の確認までがワンセットです。住民税通知書を見直すことで、自分の税金の仕組みが少し身近に感じられるかもしれません。ぜひこの機会にチェックしてみてください!

(加藤昌子)