(2023年6月16日発行)

天気予報では雨マークが出ていましたが、今日の東京は青空が広がりました。晴れると気温がぐんぐん上がりますね。まだ暑さに身体が慣れていない時期です。どうぞ熱中症にお気をつけください。

◆ 無料オンラインセミナーのお知らせ◆

前回お知らせした通り、今月の28日と29日に、無料オンラインセミナーを行います。講師は、平素ライフプラン講座を担当している当会メンバーです。

<講座概要>

【講座1】

テーマ:我が家の保障~我が家に必要な生命保険と医療保険

開催日時:2023年6月28日(水)10:30~11:40

講 師:佐藤啓子(NPO法人Wco.FPの会)

定 員:50名

参加費:無料

【講座2】

テーマ:意外に知らない損害保険~住まいの保険と車の保険

開催日時:2023年6月29日(木)10:30~11:40

講 師:加藤昌子(NPO法人Wco.FPの会)

定 員:50名

参加費:無料

<お申込みについて> →講座は終了しました

先日、児童手当の拡充等が閣議決定されましたが、それに先立ち、「安心してこどもを産み育てられるため」に奨学金制度が拡充されることが決まっています。今日は奨学金制度の拡充について、ポイントを押さえましょう。

◆来年度から始まる!「高等教育の修学支援新制度」の対象拡大

令和2年4月から、授業料や入学金の免除・減額と、返還不要の給付型奨学金をセットで行う「高等教育の修学支援制度」が始まっています。これは大学・短大・専門学校等の高等教育を実質無償化する制度ですが、今のところ対象者は住民税非課税世帯又はそれに準ずる世帯(世帯年収上限の目安は380万円程度まで)の学生に限られています。このたびの改正で「多子世帯」と「理工農系」を支援するべく、支援対象が拡大されることが決まりました。

◆新たな対象となるのは「多子世帯」と「理工農系」の学生

「多子世帯支援」により、世帯年収が600万円程度までの多子世帯(扶養する子の数が3人以上の世帯)の学生がこの制度の対象となります。子育て支援の観点から、多子世帯の中間所得層まで支援の範囲を広げるために行われます。支援額は、住民税非課税世帯への支援額の4分の1程度になる見込みです。

また「理工農系支援」により、私立の大学・短大・専門学校等の理工農系学部に通う世帯年収600万円程度までの世帯(年収上限は家族構成などで変わる場合あり)の学生も、この制度の対象に加わります。日本の私立大学等は、文科系学部と理系学部で授業料の金額に差があります。文科系学部の授業料平均との差額を支援することで、理系への進学を後押しする狙いがあります。

この制度は令和6年度から始まる予定で、令和6年4月入学者、令和6年4月時点で在学中の学生が対象となる予定です。理工農系支援の対象校(対象学部・学科)は、令和5年8月末をめどに、文部科学省から公表される予定です。

詳しい情報はこれから出てきますので、興味のある方は是非フォローしてみてください。

【ご参考:文部科学省HP】

https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shougakukin   (青山)