(2019年4月25日発行)

いよいよ10連休がスタートします。普段より現金を多めに手元に用意される方も多いことでしょう。現金と合わせてクレジットカードの利用も増えるかもしれません。今日は、クレジットカード支払い方法について、特徴を確認しておきましょう。

1.手数料のかからない支払い方法

クレジットカードを使う時には、支払い方法を指定できます(リボ専用カード等を除く)。「1回払い」は〆後の翌月に一括で支払い、「2回払い」は〆後の翌月と翌々月に2回に分けて支払います。「ボーナス払い」は夏または冬のボーナスの時期に返済を指定する方法です。夏は6~8月、冬は12~1月に返済月が設定される場合が多いようです(クレジットカード会社により異なります)。この3つの支払い方法は手数料がかかりません。

2.手数料(金利)のかかる支払い方法

一方、手数料(金利)のかかる支払い方法もあります。2回までの分割払いには手数料がかかりませんが、3回以上(最大36回程度、会社により異なる)に分けて支払う場合には手数料がかかります。
もう一つ、「リボ払い」も金利手数料がかかります。「リボ」は「リボルビング」の略語で、ぐるぐる回ることを意味します。利用金額や利用件数に関係なく、毎月決まった金額だけを返済する方法です。例えば、毎月の返済額を1万円と決めておくと、20万円の買い物をしても毎月の返済額は1万円で済むことになります。しかし、当然返済にかかる期間は長くなり、残高には15%前後の高い金利がかかります。リボ払いの利用残高は、名前を変えた借金です。手軽だからと繰り返しリボ払いで買い物してしまうと、あっという間に利用残高が高止まりして高い金利の借金を抱えてしまうことになります。ポイント還元率の高さを売りにして利用を促すクレジットカード会社もあるようですが、裏にはこんなカラクリがあります。
長い連休期間はレジャーに買い物に支出も増えがちです。クレジットカードは賢く利用したいものですね。(青山)