(2021年12月16日発行)

早くも到来した冬将軍により、寒さが一気に厳しくなりました。街中の人出は増えていますが、数年前のクリスマスの頃と比べるとセールスが淡々としているように感じます。ウィズコロナにより、生活様式もずいぶんと変わったようです。

◆保険の管理、どうしていますか?◆

年末に向け、家の中を片付けたり、整理したりする機会が増えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。今日は、我が家の保険の管理についてお伝えします。

当会では、「加入保険一覧表」の作成をお勧めしています。誰の、どんな保険か、を簡単に記入するものです。加えて月払保険料と年間保険料を記入しておくと便利です。一目で支払保険料の多寡が分かり、家計の見直しに役立ちます。記載するときには生命保険のグループと損害保険のグループに分け、通し番号をつけておくと、保険証券の整理に役立ちます。我が家では保険証券ファイルの冒頭にこの一覧表を入れ、順番に保険証券を入れて、すぐに見つけられるようにしています。ご紹介した「加入保険一覧表」は、当会ホームページ「便利なツール」の「家計管理に役立つシート」からダウンロードできますので、よろしければご活用ください。

◆生命保険の手掛かりがない!そんなときは「生命保険契約照会制度」が利用できます◆

保険証券が必要になるのは「いざという時」ですが、請求手続きを行うのは契約者の家族が多く、保険の存在すら知らない場合が少なくありません。

生命保険契約の手掛かりがない時のために、「生命保険契約照会制度」が2021年7月から始まりました。この制度は、親族等が申し出ると、(一社)生命保険協会から加入生命保険会社(国内42社)に保険契約の有無を一括で照会できる制度です。以前は災害時に保険証書を紛失した場合のみ照会が可能でしたが、平時でもオンラインや郵送で照会できるようになりました。平時とは言え、利用できるのは「保険契約者または被保険者が死亡した時」、「認知判断能力が低下した時」、「災害で死亡または行方不明になった時」と条件があります。また1件につき照会費用3000円(税込)がかかります(災害時は無料)。

便利な制度ではありますが、その前にできることはありませんか?保険会社からの通知物や通帳からの口座振替履歴等から手掛かりが見つかるかもしれません。保険証券の実物を探すのとともに、日頃から意識してみることも大切ですね。

さて、2021年のメルマガ配信は本日が最後です。この1年間おつきあいくださいましてありがとうございました。来年は、毎月2日と16日に配信します。これからも暮らしに役立つミニ知識をお伝えするとともに、オンラインセミナーも続けて参ります。来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

(青山)