(2023年11月2日発行)

11月だというのに、今日は汗ばむほどの陽気になりました。本州付近が高気圧に覆われ、しばらくこのお天気が続くようです。明日からの3連休は、行楽日和になりそうですね。

◆無料オンラインセミナーのお知らせ◆

ご案内していた3回連続企画の無料オンラインセミナーが、本日の「プラチナ世代のライフプランと家計」をもって終了しました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

来月以降の無料オンラインセミナーについても内容が決まりましたので、お知らせ致します。

来月から月1~2回のペースで「税金」「共済」「エンディング」「お葬式」の順に4講座開催します。

「税金」では、主に給与所得者の所得税や住民税のしくみをお話します。確定申告に役立つこと間違いなしです。

「共済」というのは、生協や農協などの協同組合の組合員がいざという時のためにお金を出し合い、万一の事態が起こった人に保障を提供する仕組みです。保険に似ていますが、成り立ちや目的が違います。セールス目的でない弊会の「共済」講座は、純粋に共済について知りたい方にお勧めです。

終活について気になる方には、「エンディング」と「お葬式」の両講座をお勧めします。人生の締めくくりについては、「元気な時に」考えるのがポイントです。

どの講座も、我が家のFPとして押さえておきたいポイントが満載です。

お申込みのご案内は、次回メルマガで行います。お楽しみに。

<講座概要>

「意外に知らない税金の話」

    開催日時:2023年12月5日(火)15:00~

    講 師 :栃木純子(当会メンバー)

    「もっと知りたい私たちの共済」

    開催日時:2024年1月23日(火)20:00~

    講 師 :紅谷秋恵(当会メンバー)

    「元気な時に考えておきたいエンディング」

    開催日時:2024年2月13日(火)10:30~

    講 師 :岡直江(当会メンバー)

    「元気な時に考えおきたいお葬式」

      開催日時:2024年2月18日(日)10:30~

      講 師 :山田富美子(当会メンバー)

      (4回とも定員40名、参加費無料)

      ◆日銀の金融政策と住宅ローン金利の関係

      日銀の金融政策に関するニュースをよく耳にします。住宅ローンを借りている皆さんにとっては、政策変更が住宅ローン金利にどう影響するか?が気になるところかと思います。今日は、住宅ローンの金利と日銀の金融政策との関係について、基本のキを確認しましょう。

      ◆住宅ローン金利は2種類

      住宅ローンの金利は、大きく分けて「固定金利」と「変動金利」の2種類あります。

      固定金利型の住宅ローンは、ローンの借り入れ時から返済終了までずっと金利が一定のローンで、貸出金利の基準金利として長期金利が使われています。長期金利は、1年以上にわたって資金を借りる時の金利で、その指標として「新発10年国債利回り」(新しく発行された期間10年の国債の流通利回り)が採用されています。

      変動金利型住宅ローンは、市場金利の動きとともに金利が変わっていくローンです。貸出金利を決定するときの基準金利には、「短期プライムレート(銀行が短期資金を貸し借りする際の短期金利の指標)」が採用されています。短期金利は、取引期間が1年未満の短期間での資金の貸し借りの際の金利で、日銀の「マイナス金利政策」の影響を受けます。

      住宅ローンは金利タイプに関わらず、一般的に借入期間の長いローンですが、固定金利型と変動金利型で指標とする金利が異なることがポイントです。

      ◆金融政策の影響

      日銀は今回、長期金利の上昇を容認しました。そのため、長期金利を指標としている固定金利型のローン金利が影響を受け、貸出金利が引き上げられました。しかし、マイナス金利政策は維持されたため、短期金利には影響がなく、短期金利を指標としている変動金利型住宅ローンの金利も低い水準を維持しています。

      今後、日銀の「マイナス金利政策」が変更されることがあれば、短期金利に影響し、ひいては変動金利型住宅ローンの金利にも影響が及ぶ可能性があります。変動金利で住宅ローンを借りていらっしゃる我が家のFPの皆さんには、ぜひ日銀の「マイナス金利政策」の動向にも注目して頂きたいと思います。(青山)