(2023年11月16日発行)

この1週間で一気に季節が進み、朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。そんな中、本日の東京は小春日和を思わせる穏やかな気候でした。洗濯物を一気に片付けられる貴重な機会、有効活用された方もいらっしゃったのではないでしょうか。

◆無料オンラインセミナーのご案内◆

前回ご案内した通り、来月からの無料オンラインセミナーのお申込みを本日より受付します。詳細は下記概要をご確認ください。

<講座概要>

1.「意外に知らない税金の話」

   2023年12月5日(火)15:00~ 講師:栃木純子(当会メンバー)

2.「もっと知りたい私たちの共済」

   2024年1月23日(火)20:00~ 講師:紅谷秋恵(当会メンバー)

3.「元気な時に考えておきたいエンディング」

   2024年2月13日(火)10:30~ 講師:岡直江(当会メンバー)

4.「元気な時に考えておきたいお葬式」

   2024年2月18日(日)10:30~ 講師:山田富美子(当会メンバー)

   (4回とも定員40名、参加費無料)

<お申込み>

次のURLよりお申込みください。➡ https://forms.gle/zRq8MdcmfuPdwV2G7

◆ご存じですか?「人生会議」(ACP)

病気やけがで命の危険が迫ったとき、約70%の人は、医療やケアについて、自分で決めたり希望を伝えたりすることができなくなると言われています。

「もしものとき、どのような医療やケアを受けたいのか?」を前もって考え、関係者と話し合い共有する取り組みを、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)と言います。

日本では、2018年に厚生労働省がこの取り組みに「人生会議」という愛称をつけました。以来、「人生会議」についての普及啓発活動を進めています。

人生の最終段階で本人の意思を尊重した医療やケアをしてもらうためには、前もって自分の価値観や人生観等を、家族やかかりつけ医、医療介護チームといった周囲の人たちに伝えていくことが大切です。心身の状態に応じて意思は変わることがあるので、何度も繰り返し話し合いの場を持ち、関係者が考えを共有しておくと、いざというときに(意識不明などで)本人の意思が確認できなくても、本人の意思を推定し、それをもとに医療方針を決定することが可能となります。

「自分の最期をどのように迎えたいか」は、エンディングプランの一つとしても考えていきたいことですが、一方で、事前に考えること自体に嫌悪感を抱く方がいらっしゃるかもしれません。それも一つの価値観であり、その価値観に寄り添い「事前に話し合わない」と決めることも、その方の自分らしい生き方を応援する形と言えるのではないかと思います。考えたくない人への配慮も大切です。

ともあれ、まずは「自分はどうしたいのか」、価値観や考えを整理するところから始めてみてはいかがでしょうか。一歩進めてこそ見えて来るものがあるかもしれません。

11月30日は、「いい看取り・看取られ」の語呂にちなみ、人生会議の日としているそうです(あくまで厚生労働省の定義です)。それに先立ち、シンポジウムも開かれるようです。興味のある方は、まずこのようなところから情報収集を始めてみるのもよいかもしれませんね。

厚生労働省関連HP➡https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02783.html

(青山)