(2022年3月16日発行)

ここ最近の春の陽気で、身の回りの草花がぐんぐん育っているのを実感します。スギ花粉症の皆さまには辛い季節ですね。どうぞお大事になさってください。

◆オンラインセミナー「キャッシュレス時代の子どものお小遣い」のご案内◆

子育て世代の皆さん、子どものお小遣いや携帯、どうされていますか?

携帯の普及やキャッシュレス化の進展で、子どもたちが現金を手にする機会が大幅に減っています。今回のセミナーでは、いまの子どもたちを取り巻くお小遣い事情について知り、これからの金銭教育について考えます。子どもの金銭教育にご興味がおありの方、是非ご参加ください。

<講座概要>

●日時:2022年3月22日(火)19:30~20:30

●テーマ:「キャッシュレス時代の子どものお小遣い」

●開催方法:Zoomによるオンライン講座

●定員:50名(先着順)

●講師:溝江淳子(NPO法人Wco.FPの会)

●参加費:無料

●申込方法:下記申込フォームよりお申込ください。

●申込締切:3月20日(日)

※本セミナーは終了しました。

◆金融機関の社会的責任とは?私たちにできることは?◆

先日、「お金の流れと食の未来~金融機関の社会的責任とは~」というテーマのメンバー学習会を行いました。講師は「フェアファイナンスガイドジャパン(fairfinance.jp)」を運営するNGOの一つ、特定非営利活動法人APLA事務局長の野川未央さんです。「フェアファイナンスガイド」は、金融機関の投融資方針を社会的な視点から評価した格付けです。2009年にオランダで始まり、現在は欧州とアジアを中心に15か国で行われています。日本版であるフェアファイナンスガイドジャパンは2014年にスタートし、毎年スコアが更新されています。

銀行は、預金を使って様々な企業に投融資しています。投融資先には環境問題や人権問題など、社会的問題を引き起こしている企業が含まれる場合があります。学習会では「遺伝子組み換え作物」「バナナ」「パームオイル」を切り口に、資金の流れを検証しました。これらの産業は環境や労働の面で社会的な問題を抱えていますが、実際邦銀がこれらの企業に投融資を行っているという現実がありました。私たちのお金がそのような企業や事業に流れていることに気付かされ、愕然とする思いでした。銀行が「悪い企業や事業には投融資をしない」という方針を持ち、実践すれば、お金の流れは変えられます。ただお金を預けるだけでなく、預け先である銀行の社会的責任や投融資姿勢について考えていくことも、一消費者として、一市民として必要なことだと感じました。

ちなみにこの格付け、日本の銀行は軒並みスコアが低いです。興味のある方は是非サイト(https://fairfinance.jp/) をのぞいてみてくださいね。(青山)